マナーを守って、楽しい登山にしよう!

色々と気を付けなければいけない事、準備、備えなどの話をしてきましたが、やはり登山は楽しんで頂きたいのでもう一つだけ、マナーのお話をしましょう。登山人口は年間500万人ともいわれ、特に有名な山ではたくさんの人が登山を楽しんでいます。そういう中でやはりマナーの悪い登山客も中にいます。そういう人に遭遇するとこちらまで嫌な気分になってしまいますよね。登山ではやはり登山のマナーを守る事が大事なんです。日本人は恥を重んじる文化と言われ、その文化が世界で日本人のマナーの良さに繋がっていると言われているようですね。マナーを知らなくて恥をかかないように気を付けましょう。

まず第一に挨拶をするという事です。普段あまり挨拶しません、という人も登山中は挨拶をするよう心掛けましょう。まああまりにたくさんの登山客がいるところで一人一人に挨拶をする事は有りません。登りで息絶え絶えでしなくってもいいんです。ただ気づいたら挨拶・会釈をするように心掛けましょう。山では全員が他人ですが、同時に社会的な枠組みから外れて、全員が登山者です。その時しか会わない人でも気持ち良く挨拶をして気持ちよく別れましょう。

次にゴミは捨てないという事ですね。当たり前の事なんですが、有名な山に行くほど、登山道に結構ゴミが落ちてたりしてがっかりするんですよね。環境美化などとお題目を唱えるまでもなく、持ち込んだものは持ち帰る、これが山の原則です。食べ物などを持ってくる場合は、必ずゴミ袋も用意しておいておく事です。ザックの中が汚れるなどの理由で捨てちゃう人がいるんですね。準備をきちっとしてきましょう。

次は困った人がいたら助けるという事です。山に入ったら自己責任という話をしましたが、困っている人がいて、自分に助ける余力があるのであれば、助けるようにしましょう。自己責任であると同時に互いに助けるという互助精神を失ってはいけません。街では倒れたら救急車、道に迷ったら交番などと、機能的な制度が有りますが、山では登山者同志しか助け合うものは有りません。所詮人間なんて山に入ってしまえばとっても小さい米粒みたいな存在なんです。だから小さいもの同志助け合わなければいけないんですね。

登山を始めた頃、登山道の分岐点でどちらのコースで行こうか迷っていた時があったんですが、そんな時通りがかりの人が、「道に迷ってませんか?」て声を掛けてきたんですね。ちょっとびっくりして、別に道がわからなくなったわけでもなかったんで、「大丈夫です」と返答したんですが、その人はニコッて軽く会釈してそのまま過ぎ去っていったんですね。何気ない事なのでしょうが、私はその時、いたく感動して、ああ、山ではこうなんだ、って思った事を今でも覚えています。そういった事も山に登りたくなる理由なのかもしれません。マナーはみんなで作っていきましょう、そして気持ち良い登山にしましょう。

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